代表取締役高木 弘恵

代表インタビュー

介護業界とかかわることになったきっかけは?
小さいときは小児喘息でよく体を壊し、この時、看護師さんの優しさに触れて、
看護師さんになりたいと憧れていました。
社会人になってから、介護老人保健施設の看護師をしていた叔母から
「介護職員として働いてみないか?」と誘われたので、介護の業界に入りました。
なぜこの事業を始めたのですか?
介護業界のイメージとして、
「できることはやってもらい、できないことに手を貸してあげられる環境を創る」
という想いがありましたが、働いてみて現実は違っていることに段々と気が付きました。

現場で起こっている問題に対して、すべて施設判断ではなく上に通さないと意思決定ができない。
緊急搬送にしても何にしても、今、すぐに判断しなければならないことができない。

利用者さん目線ではなく、会社目線での業務が多く感じていました。

今まで知り合った、私の介護への想いに共感してくれる仲間と集まっているときに、
ふと、「高木さん、介護施設の会社を立ててよ!」と言われ、
私も「一緒に働けるならやるかい!?」と気持ちが動き企業を決意しました。

やると決めてからは、資金集め、物件探し、施設の設計などを、
他の介護施設で働きながら進めていき、なんとか会社設立までこぎつけました。

2015年、念願の訪問介護事業所を立ち上げ、グループハウス向日葵をオープンしました。

介護業界で長く働いていたこともあり、
入居者の話がスムーズに進み20床が6ヵ月で満床となり
2019年2月にはグループハウス向日葵Ⅱをオープンできるまでになりました。
介護業界にたいしてどのような思いをもっていますか?
介護事業所、施設については様々な色がありますが、誰のための介護保険なのか??
国が利用者さんのために介護保険を使うのであれば理に適うと考えます。
利益も必要だが、不必要な介護はしなくて良いと思っています。
利用者さんが自由に施設を選んで、自由に入れるような業界でありたいと願っています。
スタッフにはどういう思いを持っていますか?
介護の質、職員と利用者さん、また職員同士の信頼関係などを大事にしたいです。
臨機応変に利用者さんと遊んで欲しいし、話し相手になってほしい。

サービス提供に入っていないときは、孫のようなお兄ちゃんお姉ちゃんになって
「今日は、誰と何して遊ぼうかな」というくらいの思いで働いてほしいです。
スタッフが楽しく利用者さんと接していることで、
「なんか楽しそうだな」と利用者さんも思ってくれる環境を作っています。
自社の魅力は何だと思いますか?
人生の先輩として、その方が長く笑顔で過ごせるように遊びを通じた心身機能の維持に力を入れています。
利用者さんにとって楽しいことを自分で考えて自分で動ける環境にしています。

認知症が進んでどうしても薬を飲まさないといけないときなど、
大変なこともありますが自分の物差しで相手を扱わないことが大事だと考えています。
重度の認知症で暴言、暴力をふるう利用者さんがいたときも、
何かされたときに「やめてください!」などと返してしまうと悪化してしまうので冷静に。
髪をひっぱられたときに「痛いから、手はなしてください」と冷静に伝えれば相手も態度を変えてきます。
こういう事例をスタッフ通しで共有して大変なことがあっても
「実はこういう見方もあるんじゃない?」
と見方を変えられる環境が寶船にはあります。

また、寶船では、みんな笑顔で元気に過ごせていることが有難いと感じます。
利用者さんができなくなってしまったことがまたできるようになったとき、
何とも言えないうれしさを感じることができます。
休みの日は何をしていますか(趣味・特技など)
ドライブが趣味で、遠方(稚内・知床)に日帰りで行ったりします。
特技は、どのような利用者さんでも対応できることですかね。
会社の「これから」について教えてください。
3棟目の施設オープンを考えています。
そのために、寶船におけるサービスの基礎のレベルを高めていき、
利用者さんや地域の方々から評価してもらえるような人財を育てていくことです。
もちろん、会社が大きくなればポストも用意できますし、
売上が上がるので、スタッフへたくさん還元していきたいと思っています。

また、自分の介護の考え方を少しでも広めていくために新しいチャレンジもしていきたいと思っています。
採用を申し込むか悩んでいる方にひとこと
私は中卒、未経験で介護に入って、出会えた素敵な仕事です。
大切なのは、相手の想いをくみ取れる人であること。
思いやりがあり、正直である人は大歓迎です。
ただ、チャレンジしない人は向いていないかもしれません。
というのは、チャレンジして失敗してもフォローするので失敗しまくって欲しいです。
なので、どんどんチャレンジしてほしい。だから失敗は絶対に責めません。
あなたのご応募を心からお待ちしております。